Diary

日記

サントリーブルーローズ(05-12-2021)のまとめをようやく書きます。コロナ禍の中、記念リサイタルを実施できたこと、本当に感謝に絶えません。

完全復活演奏の良い点

1.この記念演奏は、命を得て(腎移植)再生の証として自分を超えたい一心で、かなり手強い選曲をしたにもかかわらず、聴衆の大きな拍手と感動があった。

クラシック音楽は敷居高い、わからないという言い方を覆したと思われます。

音楽はジャンル関係なく、知識ではなく、【体と心】で聴くことで、音楽の真髄を人は感じ取ることができるということです。

2.これから5年先に弾けないかもしれない超絶技巧の作品をいま弾いておきたい、舞台の厳しさをわかっていながら、例え失敗しても。

甘い考えなのか?挑戦なのか?わかりませんが、本番は強いプレシャーを忘れて果敢に弾いたことはよかったと自覚しています。

3.コンサート前日に楽器故障でかなり焦った。応急処置で楽器屋へ持ち込み、夕方楽器が仕上がるまで譜面を一音一音で確認。その際、新しい弾き方を発見。まさに神の啓示であった。

どうしょう?いままで仕上げてきた弾き方を、新しい弾き方で弾くのは果たしてうまく本番はいくのか?

悩んだ末一旦、わかったなら、やらないわけにはいかない。

自分に何度も問いかけ、そして言い聞かせ、大丈夫と決めた。かなり大胆な選択だ。一歩成長したと感じた。

細かい反省は数えきれない。

もちろん、演奏に於いてこれからもたくさん音楽的研鑽をしっかり行っていかなければならない、このことに尽きると思います。

本当の完璧な演奏は何歳になったらできるのでしょうか?

2022年も挑戦へ!