Diary

日記

2020年1月25日に国際文化会館において復活演奏をしました。この日は中国の旧正月に当たり、偶然にも弾きたい曲は馬思聡の跳元宵、跳龍灯やクライスラー、お祝いとお祭りの内容ある曲目で、本当に久しぶりに痛快に弾き切った感がありました。
この時、中国駐在の弟が旧正月休みで日本に帰ってきた。コンサート終了後姪も一緒にバスに乗り八ヶ岳の我が家へ。すると、中国ではもうすでにマスクはどこもない、マスク探しに一緒に車を走らせた。もうそんな状態?
マスク?われわれはいいよねと買わずのんびり構えていた。もちろん弟はその後2週間中国で自宅観察を経験した。
わたしは夫に提供してもらった腎臓によって生まれ変わり、感動、感謝でとてもハイの気持ちの中にいた、コロナウイルスを静観しながらも、再び演奏できるとどんどんコンサートの日程を6月まで7つも入れた。以前に増してわたしの音は力に満ち、音楽を心の底から弾きたくなりはじめていた。
ご存知のように、あれよ、あれよと世界中に広がったコロナウイルスで、各国はロックダウンを実施、日本も遅れながら日本式のロックダウンをはじまり、コンサートのすべては延期やキャンセルとなった。
わたしもすっかり落ち込んでしまい、コロナに感染したらどうしょう?という恐怖に襲われた。夫にもらった他人の腎臓を拒絶反応おこさないために、移植者は免疫製剤を飲んでいると感染や重症になる確率が高いという。そのために東京通院も電話診察と電子処方で対応してもらった。
その時、ビビっていたら、夫から一言、こうなったら、八ヶ岳の大自然で弾いて配信したら!これには即賛成、こういう時に自然の癒しと音楽の癒しを贈りする、それは、わたしが生き返った感謝の気持ちを直に伝えたいと考えた。大自然はわたしを癒したように、あなたにも癒しを届けたい。4月21日1430メートルの野辺山五光牧場にて緑の美しい自然から第一回FBライブ配信を実行した。5月にはYoutubeを開設し、4ヶ月が経ったいま、大自然での演奏動画も含めて39本を発信しました。
いま、わたしは“雄大な自然と劉薇のヴァイオリンシンフォニー”、コロナ時代の新演奏スタイルに夢中です。

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